- 薄い財布Tenuis3の5年間の長期使用レビュー
- Tenuisシリーズを買うべき人、買うべきでない人
- Tenuisに実際にカード、小銭類を収納した様子
- Tenuisシリーズのメリットデメリット
こんにちは!薄い財布が大好きなナニガシです。
私は圧倒的なキャッシュレス派で、現金をほとんど使いません。
ただ、たまに現金しか使えない店があるので、仕方なく財布は持ち歩いてます。
普通の財布は厚くて邪魔になるので、薄い財布を探し求めて、私はTenuis3という財布に行きつきました。
なんだかんだ気に入って、使い始めて5年が経ちました。
私はTenuisを購入から5年間毎日使っていたので、何もかも知り尽くしたと自負してます。
おすすめできる人 | おすすめできない人 |
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二つ折り財布の使い勝手の良さそのままで薄い財布を探している人 使い込んで味が出る財布を探している人(現行のTenuis TL限定) | 財布に鍵の収納もしたい人 AirTagの収納もしたい人 カードを8枚以上入れたい人 |
『Tenuis3』の特徴
Tenuis3はクラウドファンディングによって販売されたたった6mmの薄い財布です。
薄い財布にしては珍しい二つ折り型の財布で、支援総額4千万円超えの多額の支援を集めたプロジェクトです。
プロジェクト自体は2019年に終了しましたが、現在新モデルのTenuis TLが一般販売されています。
外観
5年間使い込んだ外観を写真を中心に、お伝えします。
表面を開くとこんな感じ。
裏面はこんな感じ。
写っているカードは三井のNLカードとOliveカード。
どちらもナンバーレスカード。
横から見るとこんな感じ。
帆布の色合いがいい感じ。
スペック
比較として現行品のTenuis TLの情報も載せておきます。
Tenuis3 | Tenuis TL | |
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材料(表面) | 帆布 | 牛革 |
材料(内部) | ゴートレザー | ゴートレザー |
厚さ | 6mm | 6mm |
寸法 | 幅90mm × 長さ110mm | 幅90mm × 長さ112mm |
価格 | 9,100円 | 13,800円 |
購入する |
あと、Tenuis3の生産国は海外という情報しか得られませんでしたが、Tenuis TLは国内生産になったそうです。
基本的には、Tenuis TLは完全上位互換って感じですね。
これからTenuisを購入する方はTenuis TL一択です。
Tenuis3の方は、クラウドファンディングで募集してましたが、2019年にプロジェクト終了しました。
『Tenuis3』の良い点
5年間使ってきたTenuis3の財布のいい点をお伝えします。
基本的な形は現行のTenuis TLも同じなので、通じるものがあると思います。
とにかく薄い
公式スペック上、何も入れていない時の財布の厚みはたった6mmです。
有名なアブラサスの薄い財布でも何も収納しない状態で7mmなので、それよりも薄い。
さらにTenuis3はカードの収納部が2つに分散されているので、カードの厚みが財布自体の厚みに影響しにくくなってます。
Tenuisは小銭入れの真ん中に仕切りがついており、小銭が重ならないように工夫されています。
Tenuisが収納状態でも薄い秘訣ですね。
試しに上の写真の通り小銭とお札と6枚のカードを入れてみました。
横から見るとこんな感じ。
小銭の厚みでちょっと浮いてしまった感はありますが、十分薄いです。
私は前ポケットによく財布を入れるので、入れた時の状態もお伝えします。
ちょっと薄手のズボンの左の前ポケットに入れてみました。
座った状態なので、シルエットが浮き出てますが、立ち上がるともう少しわかりにくくなります。
座ってても大きな違和感は感じません。
小銭入れが普通の財布の小銭入れと変わらない
普通の小銭入れって何かっていうと、無印良品にあるような二つ折りの財布の小銭いれみたいな、ジャラーっと入れられる小銭入れです。
薄い財布の小銭入れって、薄さを求めすぎた結果、ちょっと特殊な小銭入れが多いじゃないですか。
代表的なのがアブラサスの薄い財布。
アブラサスの薄い財布は、小銭をしまうときに並べる必要があります。
友達がアブラサスの薄い財布を使っているのですが、レジでの小銭の取り出し、収納にはやはり時間がかかっています。
Tenuis3なら店員さんから受け取った小銭をそのままジャラーっと放り込むだけで済むので、ストレスゼロです。
もちろん取り出す時も指先でつまむようにして取り出せます。
私にとって、この普通の財布と同じような小銭入れっていうのが結構重要でした。
お札も入れやすい
お札も「普通の二つ折り財布」と同じくらい入れやすいです。
収納の仕方自体が普通の二つ折り財布の収納方法なので、小銭と同じく慣れた手つきで収納できます。
お札を二つ折りにしたり、三つ折りにしたりする必要がないのは地味にありがたい。
取り出す時も、1枚1枚簡単に目で、何円札か確認できるのがありがたい。
普通の二つ折り財布のように使えるので、二つ折り財布からの乗り換え勢に一番オススメの薄い財布です。
『Tenuis 3』の気になる点
ここからは気になる点です。
鍵入れのスペースはいまいち
公式の写真だと、鍵が入るということですが、今時こんな薄い鍵は珍しいような。
最近の家は、こんな感じの持ち手部分が分厚いものが多い気がします。
このタイプの鍵は、Tenuis3の鍵用の隠しポケットには入りません。
もし入れるなら、自転車の鍵ぐらいでしょうか。
ちなみにAirTagがこの鍵のスペースに入らないか試したことはあるのですが、横幅が足りず入りませんでした。
代わりに、隣のカード用の隠しポケットにAirTagは入りました。
ただ、シルエットに響くので、カード型のGPS端末のほうがいいでしょう。
新しいTenuis TLは両方ともカードサイズの隠しポケットになったみたいで、この問題は多少解決されたみたいです。
ただ、やっぱり財布自体が薄い分、シルエットに響いている感じはあります。
カードが少なすぎると滑り落ちてくるし、多すぎると取り出しにくい
公式サイトによると、カードの収納枚数は6枚が推奨です。
つまり、2つのポケットにそれぞれ3枚ずつです。
逆に1枚や2枚しか入れないとカード自体の厚みが足らずに、スカスカしカード自体が滑り落ちてきます。
私は、滑り落ち防止のために、二軍カードも常駐させて、カード枚数をちょうど6枚になるように、増やしてます。
また、一応スペック上は8枚まで入れられることになってますが、片側に4枚入れるとギチギチです。
入れられなくはないけど、収納する時も取り出す時も指先に力を入れて引っ張り出す感じです。
普段使いでは6枚に抑えるのがいいでしょう。
Tenuis3(旧版)は使い込んでも味は出ない
この写真は、実際に私が5年間使い込んだTenuis3です。
Tenuis3は表面が帆布でできており、使い込んでも革素材のような”味”は生まれません。
毛羽立ちのような感じになり、使い古した感じがして、私はあまり好みではありません。
それに糊のようなものが、周囲に滲み出てきてしまってます。
人によっては帆布の擦れた感じもいいという人もいるかもしれませんが…
使い込んだ革の味が好きな人にはちょっと抵抗があるかもしれません。
ただ、現行のTenuis TLは表面も牛革に変わったみたいなので、帆布のそこは克服されました。
現行品は、使い込む楽しさも得られるようになったわけですね。
レビューまとめ|『Tenuis』はどんな人におすすめ?
おすすめできる人 | おすすめできない人 |
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二つ折り財布の使い勝手の良さそのままで薄い財布を探している人 使い込んで味が出る財布を探している人(現行のTenuis TL限定) | 財布に鍵の収納もしたい人 AirTagの収納もしたい人 カードを8枚以上入れたい人 |
Tenuis3とTenuis TLは素材だけ違うものの形はほぼ一緒です。
Tenuis TLになってから表面素材が革になって、デメリットが一つ克服された感がありますね。
ポケットに入れても邪魔にならない薄さ。
従来の二つ折り財布に形が近いので、レジの前で今までの財布からの乗り換えがスムーズにできる点がGoodです。
価格も1万円とちょっとなので、この薄い財布界隈では、安い方だと思います。
Tenuis3もいつの間にか販売終了してたので、Tenuis TLも販売終了しないうちに購入をおすすめします!
こちらの財布に乗り換えました。