ナニガシこんにちは!ナニガシ(@nanigashi_net)です。
今回はShokz OpenDots 2のレビューです。
まず、購入のきっかけから書きます。スーパーのレジに並んでいる間、毎回AirPods Proを外していました。音は外部音取り込みモードで聞こえている。それでも「耳をふさいだまま店員さんと話すのは失礼だな」と思ってしまって、そのたびに片耳をつまんで外す。
AirPods Proが悪いわけじゃないんです。音質もノイズキャンセリングも文句なし。ただ、外部音取り込みモードにしても「耳の穴をふさいでいる」という感覚だけはどうしても消えなくて。夏場は蒸れるし、夜道では後ろの気配が拾えている気がしない。
決定打はヨドバシカメラでの視聴でした。
「オープンイヤー型=音質悪い」というイメージが拭えないまま、好きなYoutuberがOpenDots2のレビューしていたので、ちょっと手に取ってみました。そしたらなんということか、音質がAirpods Proとの差がほぼないんです。



他にもオープンイヤー型いくつか試したけど、Shokz OpenDots2の音質が良すぎてびっくりした
そこでヨドバシ店頭で買ってしまったのがShokz OpenDots 2です。
結論から言うと、納得しています。約3万円という決して安くない買い物ですが、AirPods Proを手放さずに「耳をふさがない時間」だけを増やせたのが、想像以上に効いています。
- 密閉型イヤホンに感じていた違和感と、「オープンイヤーは音質が悪い」という先入観が覆った理由
- 3週間使ってわかった、正直に惜しいと感じた点
- 装着感・マルチポイント接続・バッテリーの実際
- OpenDots 2が向いている人・向いていない人
AirPods ProとOpenDots 2を使い分けています


まず立ち位置をはっきりさせておきます。この記事は「AirPods Proをやめた話」ではありません。
飛行機や新幹線、カフェの隣の席がうるさいとき。ああいう周囲の音を抑えて集中したい場面では、AirPods Proを使っています。そこは今も変わらず使っています。
でも、私の1日を振り返ってみると、遮断したい時間ってそんなに多くないんですよね。むしろ自宅で作業しているとき、街を歩いているとき、夜道を帰るとき——周りの音を聞きながら、そこに好きな音楽を重ねたい時間があります。その時間帯を担当してもらうために買ったのがOpenDots 2です。
3週間使って何が変わったか。レジでイヤホンを外さなくなりました。家で作業しているとき、インターホンを気にしなくなりました。音楽を流しっぱなしにしたまま、宅配便を受け取って、そのまま机に戻る。あの「一回イヤホンを外す」という小さな手間が減りました。



正直、買う前は「3万円出してサブ機?」と自分でも思ってました。でも、耳をふさがない時間を増やせたことには納得しています。
価格については後半でもう一度触れます。先に言っておくと、万能機ではないので、期待する用途によっては合いません。そこも同じ熱量で書きます。
耳をふさぐイヤホンで感じていた5つの違和感


なぜオープンイヤーに手を出したのか。振り返ってみると、明確な不満というより「小さな違和感の積み重ね」でした。5つ挙げます。
自転車移動での圧迫感と怖さ
外部音取り込みモードにしていても、自転車に乗ると耳の穴をふさいでいる感覚が残るんです。音は入ってきている。でも、耳が塞がっているという事実そのものが、少し怖い。
この感覚、うまく説明できないんですけど、「聞こえている」と「感じ取れている」は別物なんだと思います。
- この記事では自転車での使用をおすすめしません
- 自転車運転中のイヤホン使用は地域ごとにルールが異なります
- 安全な運転に必要な音や声が聞こえない状態での運転は避けてください
- お住まいの地域のルールを必ず確認し、安全を最優先にしてください
スーパーのレジで感じた気まずさ
冒頭にも書きましたが、これが日常で一番回数の多い違和感でした。
レジに並ぶ。会計になる。「袋いりますか」に答える。音は聞こえているんです。でも耳をふさいだまま人と話すのがどうにも失礼な気がして、毎回外していました。買い物のたびに、この動作。
自宅でインターホンを聞き逃す不安
自宅作業中の話です。外部音取り込みモードにも限界があって、インターホンが鳴ったかどうか自信が持てない。
結果どうなるかというと、音楽を聴きながらずっと玄関に神経を向けているという、なんとも中途半端な状態になる。集中もできないし、音楽も楽しめていない。
お風呂上がり・夏の蒸れと疲れ
これは物理的な話。お風呂上がりや夏場に耳の穴をふさぐと、単純に蒸れて気持ち悪いんです。
それに、長時間つけていると耳が疲れる。音が疲れるのではなく、ふさぐこと自体が疲れる感覚があります。
夜道で足音や気配を感じ取れない不安
夜に一人で歩くとき。後ろから来る足音や、自転車の気配が十分に拾えていないんじゃないか、という感覚がずっとありました。外部音取り込みモードにしても、この感覚は変わらなかった。
夜道では、外の気配を十分に感じ取れているかが、ずっと気になっていました。
3週間使って良かった3つのこと


耳の中が蒸れずストレスフリーに使い続けられる
まずこれ。長時間つけていても暑くならないし、耳の中が蒸れない。
効果が一番わかりやすいのが自宅作業です。音楽やAudibleを流しながら机に向かっているとき、AirPods Proでは耳をふさぐ感じや蒸れが気になっていました。OpenDots 2では、耳の中が暑くならず、その不快感がかなり減りました。
耳をふさがないまま使える、というのが一番近い表現かもしれません。
インターホンなどの生活音を気にしにくくなった
耳の穴が開いているので、当たり前ですが生活音がそのまま入ってきます。インターホンなどの環境音。
これの何がいいかというと、「聞き逃していないかを気にする」という思考そのものがなくなること。玄関に向けていた意識の半分が、まるごと作業に戻ってきました。地味ですが、作業中の小さな気がかりは減りました。



「不安がなくなる」ってスペック表には絶対載らないんですけど、これが一番の効果かもしれません。
街の音に好きな音楽を重ねて楽しめる


そして、これが個人的には最大のメリットです。
街を歩いていると、車が通り過ぎる音、すれ違う人の話し声、公園の鳥のさえずりが聞こえてくる。そこに自分の好きな音楽が、消さずに重なってくるんです。
密閉型だと、音楽を再生した瞬間に街が消えます。自分の世界に入る、というやつ。それはそれで気持ちいいんですけど、OpenDots 2は逆。街の音を消さずに、その上に自分のBGMを敷く感覚。環境音と自分の音楽が一緒にある感覚が、私には心地いい。
音楽を「集中して聴く対象」ではなく「環境音と混ざってもいいBGM」として楽しむなら、相性は抜群です。逆に、Audibleのように言葉を追う用途には向きにくいと思います。
オープンイヤーは音質が悪い、という先入観は覆った


買う前、一番の懸念はここでした。「オープンイヤー型って、音質は弱いんだろうな」と。耳の穴をふさがない以上、音質は落ちるだろうと思っていました。
私は音質に強いこだわりがあるタイプではありません。それを前提に聞いてほしいんですけど——AirPods Proと比べても、決定的な差がわからなかったというのが正直な感想です。
もちろん、遮音されていない分だけ環境音は混ざります。でも「音そのものの質が落ちた」という感じがしない。目隠しして交互に聴かされたら、私はたぶん当てられないと思います。
特に驚いたのがDolby Audio対応のコンテンツを再生したとき。映画館というより、ライブ会場で聴いているような広がりがあるんです。頭の中で鳴るというより、空間に鳴っているように感じます。



オープンイヤー型の音質に不安があるなら、試聴してみる価値はあると思います。
ひとつ正確に書いておきます。OpenDots 2は骨伝導ではなく、空気伝導のイヤーカフ型です。Shokzというブランドから骨伝導だと思われがちですが、違います。
正直に言うと惜しい・気になった点
ここからは、褒めた分と同じ熱量で書きます。使ってみて、割り切りが必要だと感じた点があります。
騒音下では音楽もAudibleも聞き取りにくい


電車の中、車通りの多い幹線道路。こういう騒音が大きい場所では、音楽もAudibleもかなり聞き取りにくくなります。
当然といえば当然です。耳をふさいでいないので、環境音がそのまま入ってくる。じゃあ音量を上げればいいのかというと、ここにジレンマがあって。音量を上げると今度は音楽が環境音に勝ってしまい、周りの音が聞こえなくなる。耳をふさがないメリットを、自分で潰すことになるんですよね。
静かな住宅街を歩くのと、幹線道路沿いを歩くのでは、体験が別物になります。ここは正直、割り切りが必要です。
外でAudibleを聴くと聞き取れない瞬間が多い


これは私にとって一番残念だったところ。
歩きながらAudibleを聴くと、「今なんて言った?」という瞬間が本当に多いんです。音楽は多少混ざっても成立しますが、言葉は一語聞き逃すと文脈が切れる。巻き戻す回数が増えて、だんだん聴くのが面倒になってきます。
家の中で聴くぶんには何の問題もありません。「外を歩きながらAudibleを聴くため」だけに買うなら、音量や周りの騒音次第で聴き取りづらいと感じることはあります。静かな住宅街なら意外と聴けるんですけど、車通りの多い道や電車の中だと、巻き戻す回数が増える感覚です。
クリップの位置調整をしないと耳が痛くなることがある


イヤーカフ型なので、耳たぶを挟みます。挟む痛みが完全にゼロかというと、そこは正直に言うとゼロではありません。
クリップは角度を変えられるようになっています。ただ、慣れていない位置につけたまま使うと、5時間くらいで耳が痛くなってくることがありました。
長時間使うなら、耳に合う位置を見つける必要があります。
もうひとつ、細かい要望を。マルチポイント接続は2台までなんですが、これが3台以上に対応してくれたら完璧でした。Mac・iPhone・iPadと使い分けたいので、あと1台分ほしい。
装着・接続・バッテリーの使い勝手


マルチポイント接続のスムーズさ
購入前に一番不安だったのが、実はここでした。MacとiPhoneを行き来する使い方をしているので、切り替えでもたつくと一気に使わなくなるんですよね。
結論、杞憂でした。MacでYouTubeを再生している最中にiPhoneに着信が来る、といった行き来でも、待ち時間も操作の手間もなし。めちゃくちゃスムーズです。
AirPods Proより優秀、という話ではありません。AirPods Proと変わらない感覚で自然に使える、というのが正確な表現です。Apple製品同士の連携に慣れた身からすると、これは十分に褒め言葉のつもりです。
イヤホンを耳に当てればすぐ接続され、再生ボタンを押せばイヤホンから鳴り始める。接続性に不満はありません。
片手でも迷わず装着できる左右兼用設計


これ、買ってから「そうか、そういうことか」と気づいた良さです。
OpenDots 2は左右兼用。だからケースから取り出したときに「どっちだっけ」と確認する動作がまったく発生しません。ぱっと取って、そのまま耳につけられる。この一手間がないだけで、持ち出す抵抗がぐっと下がります。
もうひとつ心配していたのが、片手で両耳につけられるか。私は器用なほうではないので、利き手じゃない手でクリップを挟めるのか、正直不安でした。
結果、1日目で慣れました。左手だけで左右両方の耳に、すんなりつけられます。クリップ型と聞いて構えていたぶん、拍子抜けするくらい簡単でした。
操作部の感触とバッテリー・充電の満足度
耳の後ろ側にくる太鼓状の部分が操作部になっていて、押すとカチッと反応します。この感触がいいんですよ。
OpenDots 2は物理的に「押したな」とわかる。再生・一時停止・曲送り・曲戻し・音量調整まで、迷わず指で操作できます。
バッテリーはかなり持ちます。3週間使ってきて、充電に関する不満は一度もありませんでした。「そろそろ切れそう」と焦った記憶がない。USB-C充電なのも地味に助かります。


ケースについては、デザインだけで言えばAirPods Pro 2のほうが好みです。OpenDots 2のケースは、褒めるほどではない。ただブラックの見た目に特別な不満もありません。
サイズ感はAirPods Pro 2と大きく変わらず、ズボンのポケットに入れてさっと取り出せます。携帯性は問題なし。カラビナを付けてズボンやバッグに引っ掛けておく使い方もできます。
OpenDots 2が向いている人・向いていない人


約3万円。決して安くありません。それでも私は納得しています。AirPods Proでは満たせなかった「耳をふさがずに、いい音を楽しむ時間」が手に入ったからです。
具体的に言うと、AirPods Proが4万円ほどなのに対して、OpenDots 2は1万円安く買えました。それでいて使用頻度は全然低くなくて、平日でも1日1時間、休日は5時間くらい使っています。
AirPods Proにあった耳の不快感がない、というのも地味に効いています。1万円安くて、サブ機としてこれだけ快適に使えているなら、悪くない買い物だったと思います。
それと、繰り返しになりますが自転車での使用はおすすめしません。地域のルールを確認し、安全を最優先にしてください。
- 街歩きや徒歩通勤で音楽を聴きたい人(環境音と混ざるのがむしろ心地よい)
- 耳をふさぐことに不安や圧迫感がある人(夜道・レジ・来客対応など)
- 自宅で長時間イヤホンを使いたい人(蒸れず、耳が疲れない)
- 「オープンイヤーは音質が悪い」と思っている人(私の先入観は覆りました)
- 電車通勤など騒音下でAudibleや歌詞をはっきり聴きたい人(環境音に負けます)
- ノイズキャンセリングが必要な人(構造上、遮音はできません)



1台で全部まかなおうとすると失敗します。AirPods Proと役割を分けるつもりで買うのが、たぶん一番幸せです。
すべての用途を1台でまかなうイヤホンではありません。でも、街歩きと徒歩通勤と自宅での長時間利用——この3つの場面で、耳をふさがないまま音を聴けるサブ機です。私の場合、レジでイヤホンを外す動作や、インターホンを気にし続けることは減りました。
耳をふさぐことに少しでも疲れを感じているなら、試す価値はあると思います。











