- FLEXISPOT E8を2年間使ってきた実体験レビュー
- E8のメリットデメリット
- スタンディング機能として使えるのか?
こんにちは!テレワーク中心の副業ブロガーナニガシです。
コロナ禍が終わったといえど、テレワークの仕事は続いていると思います。
座りっぱなしは体に悪いらしいという噂を聞いてから、スタンディングデスクが気になっていました。
価格を理由にしばらく買う勇気が出ず、見送っていました。
ところが、2年前にボーナスが入ったことを機に、Flexispot E8の購入をしました。
実際使ってみたのですが、自分にぴったりの高さに調整できるという点で最高でした。
メリット | デメリット |
---|---|
ベストの高さにミリ単位で調整でいる 楕円の柱がインテリアを邪魔しない | 昇降ボタンがタッチパネル式 立↔︎座はしなくなる とにかく重い 真ん中の支柱が邪魔 |
『FLEXISPOT E8』の特徴
FLEXIPOT E8の主な特徴は次のとおりです。
- ボタンで上下に電動昇降
- メモリ機能で4つまで高さ登録可能
- 操作ボタン付近にUSB-A端子差し込み口付き
- 障害物検知機能付き
スペック
詳細スペックです。
よく比較に挙げられるE7との違いもわかるようにしました。
E8 | E7 | |
---|---|---|
昇降範囲 | 60-125cm | 58-123cm |
重さ | 32.7kg | 32.3kg |
支柱の形状 | 楕円柱 | 四角柱 |
対応天板サイズ | 幅120-200cm 奥行60-80cm 厚み≧2cm | 幅120-210cm 奥行60-80cm 厚み≧2cm |
価格 | 66,000円 | 57,200円 |
購入する | 購入する |
昇降範囲がE8の方が2cm高く、対応天板サイズがE8の方が10cm短いです。
それ以外の点では大きなスペック上の違いはないでしょう。
価格差が9,000円近くあるので、このデザインに9,000円払えるかどうかが重要かと思います。
外観
天板取り付け済みですが、全体像から。
私はMelius Designのカーブ型天板を使ってます。
操作パネルは、LEDのタッチパネルタイプです。
上下ボタンから調整ができますし、自分のお気に入りの高さをメモリ機能を使って登録することもできます。
私は、スタンディングと椅子に座った時の2パターンを登録して、残りの2パターンは使ってません。
登録はMボタンを長押ししてから、登録したい”1”、”2”、”着席”、”起立”ボタンのいずれかを押すことで、登録ができます。
横にはUSB-Aの差し込み口がついているので、ここからスマホの充電などの給電もできます。
デスク裏には、ケーブルトレー付き。
トレーには、リモコンのケーブルやモーター電源ケーブルのあまりを無理やり押し込んでます。
ただ、それほど厚みはないので、電源タップをここに収納するのは無理でした。
支柱は楕円柱形状です。
E7などの下位モデルは、四角柱形状なので、オフィス感が出てしまうのに対して、こちらは柔らかい感じがして好きです。
土台部分は角ばってます。
最初土台にロボット掃除機が引っかかってしまうかなと思ったんですが、2年間使ってきて引っかかったことはゼロでした。
Eufy G30 Hybridだから乗り上げないのかもしれない
ロボット掃除機とも相性がいいです。
裏はケーブル類の地獄です。
モニターやら充電ケーブルやらいろんなケーブル類を純正のメッシュケーブルトレーに押し込んでいます。
ケーブルトレーがないと、足が引っかかったり、昇降時に絡まったりするのでセットで購入をおすすめします。
もう一度裏からの写真。私は意図的に天板を中心につけずに手前側にずらしてつけてます。
使った感想のところで詳しく書きますが、こうしないとE8の真ん中の支柱が膝に当たって鬱陶しいので。
フレームにはティッシュとSwitchBotの温湿度計とMOFTのスマホスタンドをマグネットで取り付けてます。
脚は楕円形なので取り付けられるか怪しかったのですが、昇降時でもしっかり固定されててよかったです。
FLEXSIPOT E8を2年間使ってみて
メリット | デメリット |
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ベストの高さにミリ単位で調整でいる 楕円の柱がインテリアを邪魔しない | 昇降ボタンがタッチパネル式 立↔︎座はしなくなる とにかく重い 真ん中の支柱が邪魔 |
既製品に合わない身長でもミリ単位で調整できる
既製品のデスクって大体高さ70センチ前後です。
ただ、この高さって日本人男性の平均である身長170センチぐらいの人に合わせて作られてます。
逆に言えばこの身長から外れた人は、合わない高さということです。
こういうのが肩こりとかの疲労につながるのかと。
からE8はミリ単位で高さが調整できてなおかつ60cm調整が効きます。
サンワダイレクトの最適なデスクチェア高さ計算サイトによるとこれは身長144cmから対応できる高さみたいですね。
私も何度か高さ調整して、自分の身長ぴったりの高さを見つけました。
それ以降肘や肩が楽になって、疲労がたまりにくくなりました。
楕円形上の柱が圧迫感なくいい感じ
E7とE8で悩んだ時に、決め手は昇降範囲よりも脚のデザインでした。
1Kの我が家では、寝食のスペースが一緒です。
なので、デスクといえど家の中にオフィス感があるのは受け入れがたく、できる限りインテリアに馴染むデザインのものを探してました。
カクカクのオフィス感丸出しのE7よりもE8の方が脚の部分が楕円形で部屋に馴染むと思いE8にしました。
デスクの雰囲気にもこだわりたいという人にはE8がおすすめです!
完璧とは言えないものの気にしていたオフィス感はかなり薄められたのではないかと思います。
昇降ボタンのタッチパネル式はやめて欲しかった
ここからは気になる点です。
FLEXISPOTのE7、E8を含む上位モデルでは操作ボタンがタッチパネル式です。
正直嫌いです。
なぜなら服の上から脚が当たったり、手を動かした時にちょっと触れてしまっただけで、急に稼働するからです。
また、物理ボタンではないので、ブラインドタッチができません。
昇降させるためにいちいちボタンを覗き込まないといけない…
目を離すのは、コンマ1秒ですが、地味にストレス…
2年間使ってるけど、ボタンの位置を覚えるのは困難です。
スタンディングはめんどくさくて使わなくなった
立ったり座ったりすると健康にいいし、集中力が長く続きそうだな
なんてことを思って私はE8を導入しました。
最初の1、2か月は、新しいものに惹かれるように、立ったり座ったりを繰り返してたのですが、2年目の今は全く使ってません。
というかこの記事を書くために久々に稼働させました
正直作業中に昇降させるのってめんどくさいです。タッチパネル式のボタンなので、ボタンを覗き込まないといけないし。
本気で集中してる時は、「昇降させなきゃ!」なんてことは考えませんし、集中できない時はデスクから離れて休憩した方がいいかなと思ってます。
実体験として、立ったところで集中力は長続きしませんでした
というかむしろ立ってると「足疲れたなあ。そろそろ座ろうかなあ」なんて他のことを考えてしまって、集中力が下がる方向でした。
私は立って作業し続けられるのはせいぜい30分でした。
おそらくみんな最初は目新しさに惹かれて昇降させるのですが、そのうちめんどくさくなって使わなくなるかと思います。
ただ便利なときはあって、例えばデスク裏の配線を整理する時です。
配線整理の時は一番高くして、身体ごとデスク下に入ってます。
セイルチェアが潜るくらい高くなります。
スタンディング機能に惹かれてる人は、本当に立ったり座ったりを繰り返すことがあるのか考えた方がいいでしょう。
とにかく重い。重すぎる。
とにかく重いです。
本体の脚だけで32kgあります。
これに後付けの天板やモニターなどを載せると40kg近くになります。
E8を購入する前は模様替えをよくしてたのですが、購入してからは重すぎて一切しなくなりました。
ただ、カグスベールをつけることによって、ちょっとの距離なら一人でも引きずりながら動かせるようになりました。
頻繁に模様替えしたい人は、カグスベールよりさらに動かすのが楽な純正のキャスターをつけるといいでしょう。
真ん中の支柱に膝が当たる
この写真の真ん中に架け渡されている支柱に膝が当たります。
この支柱にケーブルとモーターの収納スペースがあるので、厚くなってます。
机に近づいて座ると膝がここにあたるんですよね。
脚を組むなんてできない。
脚を組みたい場合は、わざと机から離れた位置に座ってます。
お尻を突き出して座る感じ
ふとしたときに会社のデスクの感覚で座ると膝当たってイライラします。
机に近づいて座って、脚を組む癖がある人は、FLEXISPOT E7proをおすすめします。
E7Proは支柱が真ん中ではなく、奥側にあるので、膝に当たりにくくなってます。
『FLEXISPOT E8』におすすめのアクセサリーや天板
FLEXISPOTに合わせて購入しておきたいおすすめのアクセサリーや天板を紹介します。
Melius Designカーブ型天板
私がE8に取り付けている天板です。
120cmタイプと140cmタイプがあります。
Amazonリンクはこちらへ。
キャスターorカグスベール
FLEXISPOT E8はめちゃくちゃ重いです。
32kgあります。一人で動かすのはかなりしんどいですし、無理して動かそうとすると床に傷つく恐れがあります。
そのため、絶対にカグスベールかキャスターを取り付けることをおすすめします。
カグスベールを買う場合は、左右で2箇所ずつ合計4箇所取り付ける必要があります。
Amazonで丸型を合計4個になるように購入しましょう。
私はオフィス感が出ないように、キャスターではなくカグスベールにしました。
カグスベールへのリンクはこちら。
キャスターへのリンクはこちら。
FLEXISPOT ケーブルトレー
ケーブルが裏でごちゃごちゃしていると、昇降時に絡まったりして大変なので、購入しておきましょう。
私は、FLEXISPOTの純正ケーブルトレーを使ってます。
これがあるだけでケーブル地獄が緩和されますので、おすすめです。
Amazonへのリンクはこちら。
山崎実業マグネットティッシュケース
手元にティッシュを置いておきたいって人は多いと思います。
おすすめは山崎実業のマグネットティッシュケースです。
マグネットで付くので、後も残らず取ったりつけたりできますし、机上がすっきりします。
楕円柱のE8でも安定して付くので、おすすめです。
レビューまとめ『FLEXISPOT E8』はどんな人におすすめ?
以上2年間にわたって長期使用したFLEXISPOTのレビューでした。
やはりミリ単位で高さを調節できるというのが、とても魅力的です。
身長170cm前後から離れた身長の方全てにおすすめします。
メリット | デメリット |
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ベストの高さにミリ単位で調整でいる 楕円の柱がインテリアを邪魔しない | 昇降ボタンがタッチパネル式 立↔︎座はしなくなる とにかく重い 真ん中の支柱が邪魔 |
2年間使ってきて、確かにデメリットも感じますが、自分のベストの高さに合わせられるというのがそれをかき消すレベルのメリットです。
自分の体型にあった机の高さにミリ単位で調整できるので、常に肩肘が楽な状態でマウス操作やキーボード操作ができます。
また、ものを書くときは、少し高くすればまた身体が楽になります。
ほとんどの既製品の机は、170cm前後の日本人男性の平均身長向けで作られているみたいです。
それ以外の身長の方はぜひFLEXISPOTを使って自分の身長に合わせられるという心地良さを知ってください。