- 調光レンズの使用感
- 調光レンズの屋内・屋外での色合いの変化の具合
- OWNDAYS・JINS・Zoffの調光レンズの比較
- 調光レンズをおすすめできる人・おすすめできない人
こんにちは!ナニガシです。
まだまだ暑い夏が続いてますね。
私は紫外線対策にサングラスをよく使っているのですが、室内で外すのもめんどうだし、コンタクトレンズをしないといけないしで、結構手間を感じてました。
何か解決策ないかなあとネットショッピングをしていたところ、OWNDAYSの公式チャンネルで調光レンズを紹介している動画を発見。
紫外線に反応して、レンズに色がつく。そして、室内に入るとまた透明のレンズに戻る。
これだ!と思い、サングラスとメガネの一本化を目指して、Zoffで調光レンズの購入に踏み切りました。
調光レンズの取り扱いは、Zoffだけでなく、OWNDAYS、JINSでもあります。
この記事を読めば調光レンズの全てがわかります。
調光レンズをおすすめできる人 | 調光レンズをおすすめできない人 |
---|---|
メガネ(コンタクト)とサングラスを併用している人 旅行で荷物を減らしたい人 手軽に眩しさ対策したい人 持ち物を減らしたいミニマリスト | マナーが厳しい職場で使いたい人 屈折率1.60では足りない強度近視の人 目が隠れるぐらいのレンズの濃さが欲しい人 おしゃれで屋内でもうっすら色が欲しい人 |
調光レンズとは?
調光レンズとは、紫外線や光によってレンズに色がつくレンズです。
このOWNDAYSの公式チャンネルの解説がすごくわかりやすかったので、まだ見たことない人はチェックしてみてください。
調光レンズは、室内ではクリアカラーで通常のメガネとして使えて、屋外ではサングラスとして使えるのが特徴。
視力がいい人であっても、室内では伊達メガネとして使えて、いちいち外す必要がないのがポイント。
調光レンズには、可視光にも反応する可視光調光レンズと紫外線にのみ反応する調光レンズの2種類あります。
可視光調光レンズであれば、たとえ紫外線カットされている車内であっても日光が当たれば着色してくれます。
ドライブ中にサングラスをかけるって人であれば、可視光調光がいいでしょう。
私は運転をあまりしないので、ノーマルの調光レンズにしました。
OWNDAYSでは、可視光調光レンズをエクストラアクティブという名称で販売してます。
これが変色前の写真です。
そして太陽光に当てて1分ぐらいすると、見事にサングラスのように色がつきます。
変色後の色は、ブルーを選びました。
この日は、8月末の夏。晴れで気温は30度ほどでした。
調光レンズは紫外線量が多いほど色が濃く、気温が高いほど色が薄くなります。
ちょっと色が薄いかなと思ったのですが、かけてみると眩しさを防ぐには十分な濃さでした。
相手からは目が透けて見えるみたいで、不審者感もなく普段使いしやすいです。
シーン別の詳しい色合いは、後半で紹介してます!
ちなみにフレームはZoffのZF202005AH_14F1です。
なぜ調光レンズを買ったのか
- メガネとサングラスをひとまとめにしたかったから
- サングラスのつけ外しが面倒だったから
- ファッションアイテムとしても使えると思ったから
一番は、荷物を減らしたかったから。
私は近視で、メガネやコンタクトなしでは外に出れません。
例えば旅行では、コンタクトレンズとメガネと度なしのサングラスの3アイテムを持っていって、コンタクト(サングラスなし)、コンタクト(サングラスあり)、メガネの3パターンを使い分けてました。
度なしサングラスなので、サングラスをかけるためにはコンタクトを入れないといけないというめんどくささ。
ゆるミニマリストとして荷物を減らしたかったので、調光レンズを買うことを決意しました。
調光レンズを買うことで、昼間の屋外では、度入りのサングラスとして機能して、室内に入ればクリアレンズのメガネとして機能してくれます。
まさに調光レンズ一本で完結。
旅行の時も調光レンズ1つ持ち歩けば、荷物も減って、サングラスとメガネの付け替えの手間も減りました。
荷物を極限まで減らしたい人には調光レンズおすすめです。
調光レンズメガネのシーン別の変色具合
写真を何枚か。シーン別にどれぐらい色がつくのか紹介します。
温度計を横に置いて、温度感もわかるようにしてます。
日中の室内(レースカーテンを閉め切った状態)
部屋のレースカーテンを締め切って、窓際に放置してみました。
まずは、室内での写真です。
比較用に右側に濃度25%のグレーカラーレンズを置いてます。(以下同様です。)
紫外線カットのカーテンを閉め切った状態で、一番部屋に光が差し込む時間に撮影しました。
どうやらレースカーテンを閉めても多少の紫外線は通しているようです。
日中の室内(窓際)
今度は、カーテンを開け切って窓際に置いてみました。
しばらくするとうっすら色がついているのが、写真でもわかるレベルに。
我が家の窓は紫外線カットじゃないようです。
日中の電車
続いて昼間の電車の中から。窓際に座って、わざと太陽光が当たるように置いてみました。
写真ではわかりづらいですが、ちょっと青みがかっているのが、肉眼ではわかりました。
イメージでいえば、10%濃度ぐらいでしょうか。
車両にもよると思いますが、電車の窓って紫外線通すんですね。
真夏の屋外(日陰)
そして真夏の晴れの日に、日陰にメガネを置いた写真。
ベランダで日の当たらない昼過ぎの時間帯に撮影しました。
日陰にいれば紫外線をだいぶ避けられていると思ってたのですが、勘違いだったようです。
紫外線バロメータ的な使い方もできてしまうのが、思わぬメリット。
真夏の屋外(日傘)
続いて、紫外線カットの日傘で日陰を作って撮影してみました。
濃度が変わらなくなったタイミングで撮影したところ、こんな感じ。
濃度は明らかに比較の25%よりも濃くなってます。
やっぱり照り返しがあるのか、紫外線を完全カットというわけにはいかないようです。
真夏の屋外(日向)
最後に一番紫外線量の多い昼間の日向にしばらく置いた写真。
これぐらいになると、かなり濃いですね。
しっかりとサングラス感を感じられると思います。
ちなみにクリアの状態からしっかり色がつくまで1分ぐらいかかって、色がついてから元に戻るまでは4、5分かかりました。
クリアに戻る方がちょっと時間がかかるって感じです。
紫外線が強ければ、サングラス感をしっかりと感じられる。
気温が高いと色が薄いと聞いてたので心配してたのですが、気になりませんでした。
調光レンズメガネの良い点
まずは調光レンズのいい点から。
- 荷物が格段に減る
- サングラス効果で昼間でも目が開けられる
- おしゃれアイテムとしてもGOOD
荷物が格段に減る
調光レンズなので、サングラスとメガネが一本になります。
室内ではメガネ、日中の屋外ではサングラス、夜間の屋外はメガネ。
自動でレンズが変色するので、サングラス↔︎メガネの付け替えの手間も減ります。
個人的には、1本2役以上の効果を感じます。
サングラス効果で昼間でもしっかり目が開けられる
眩しさで目をしかめてしまう人っていると思います。
目が疲れるし、人相が悪く見えるしで、わたしはあまりしたくないのですが、生理現象で耐えられずよくしてしまいます。
調光レンズを買ってからは、サングラス機能もついたので、真夏の昼間でもしっかり目が開けられるようになりました。
サングラスをしてなくても眩しさのストレスから解放されて、最高です。
おしゃれアイテムとしても使える
サングラスをファッションアイテムとして取り入れている人も多いと思います。
OWNDAYSもJINSもZoffもレンズカラーの選択肢が豊富にあるので、自分の好きな色から選ぶことができます。
私は夏っぽいカラーにしたくてブルーにしました。
屋外で好きな色がついたレンズを見るとちょっとテンションが上がります。
他にもパープルなどの上級者カラーも選べます。
調光レンズメガネの気になる点
ここからは惜しい点。
- フレーム選びが難しい
- 実はビジネスシーンには使いづらい
- 屈折率の選択肢が少ない
- 夏より冬の方が色が濃くなる
フレーム選びが難しい
調光レンズをつけたフレームは実質メガネ兼サングラスです。
なので、色が抜けた状態でも色が入った状態でも、自分に似合う状態のフレームを選ぶ必要があります。
クリアの時はしっくりきてたのに、外で色が入った時に「なんか違う!」なんてことが起きる可能性があります。
お店にディスプレイされているフレームは基本クリアレンズなので、クリア状態で自分に似合っても色がついた後の想像を一生懸命脳内シミュレーションしてました。
私は似た形のサングラスを試着するなどして、どうにかイメージして購入しました。
色がついたらイメージと違ってたとか、色が抜けたらイメージが違ってたとかないように、よく検討するのがおすすめ。
ビジネスシーンは微妙かも
調光レンズは屋内ではクリアになるのですが、着色してからクリアになるまでは5分ほど時間がかかります。
なので、昼休みに外に食べにいってオフィスに戻った直後はサングラスをかけたサラリーマンになってます。
特にきついのは外回りの営業マンなど。
客先に到着した直後はサングラスをかけているようなものです。
勤務先はマナーに厳しくないか、勤務中に外出しないかなど、よく確認しておきましょう。
逆にクリアから色がつくまでは早く、外に出たら1、2分程度で完全着色してます。
JINSもOWNDAYSもZoffも屈折率は1.60が最高
通常のレンズには屈折率の選択肢があります。
屈折率を高くすることで、レンズ自体が薄くなるし、視界の歪みが減って、相手からも目が小さく見えにくくなります。
ノーマルのクリアレンズの場合、だいたいJINS、OWNDAYS、Zoffで選べるのは、1.60、1.67、1.70の3択が多いです。
ですが、調光レンズの場合、3社とも屈折率は1.60が最大です。
そのため、屈折率1.64や1.67の場合と比較して、レンズ自体が厚くなって、目が小さく見えてしまいます。
私は裸眼で視力0.3程度で、強度近視ではないので、
屈折率1.60でもそんなに困りませんでした。
ただ、まっすぐ見た時は違和感はないのですが、黒目だけを動かすような見方をするときに、歪みを強く感じます。
強度近視の人でも1.67以上の屈折率は選択できないので、いつもより歪みと厚みが強くなる可能性があります。
色は夏より冬の方が濃くなる
調光レンズは紫外線が強いほど色が濃くなるのですが、温度にも影響されます。
温度が低くなるほど色が濃くなります。
なので、同じ紫外線量なら夏は色が薄めで、冬が濃いめってことです。
気温の高い夏の方が薄い傾向があります。
逆がよかった…
ただ、私は夏でも十分な濃さになってくれてると感じてます。
なお、冬でも夏でも目が隠れるほど濃くはなりません。
ターミネーターのような目が見えないサングラスを想像していると、
「イメージと違った…」となるので注意してください。
OWNDAYS、Zoff、JINSの調光レンズを表で比較
私が勝手にメガネ界のユニクロと思っている3社の比較をします。
3社とも調光レンズの取り扱いはあります。
3社のスペックや価格を表にまとめました。
OWNDAYS | JINS | Zoff | |
---|---|---|---|
カラー | 5色(調光レンズ) 2色(可視光調光レンズ) | 6色(調光レンズ) 3色(可視光調光レンズ) | 4色(屈折率1.55) 6色(屈折率1.60) |
屈折率 | 1.60 | 1.60 | 1.55/1.60 |
紫外線カット率 | 99% | 99% | 99% |
可視光調光レンズの販売 | あり (名称はエクストラアクティブ) | あり | なし |
オプション価格(調光レンズ) | +6,000円 | +5,500円 | +5,500円(屈折率1.55) +7,700円(屈折率1.60) |
オプション価格(可視光調光レンズ) | +12,000円 | +8,800円 | – |
太字以外は、目立った違いはありませんでした。
フレームが同じ価格である前提ですが、カラーの選択肢や価格を考えると、JINSが買いです。
カラーについて詳しくお伝えします。
- グレー(可視光調光対応)
- ブラウン(可視光調光対応)
- グリーン
- ブラウン
- パープル
- ブルー
- グレー(可視光調光対応)
- ブラウン(可視光調光対応)
- グリーン(可視光調光対応)
- キャメルブラウン
- ブラウン
- パープル
- ブルー
- グレー
- ブラウン
- ブルー
- グリーン
- イエローブラウン
- パープル
可視光調光に対応しているのは最多のJINSでも3色です。
やはりカラーの選択肢が豊富なJINSが優勢。
OWNDAYSにだけないカラーがキャメルブラウン(イエローブラウン)です。
つまり、ブラウンはあるけど、軽いブラウンはない。
キャメルブラウンとイエローブラウンは実物を見ていないのでわからないのですが、名称からして実質同じ色なのではないかと思われます。
ちなみに私は3社をよく調べずに、家から近いからという理由だけでZoffで買いました。
レビューまとめ|調光レンズはこんな人におすすめ
おすすめできる人 | おすすめできない人 |
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メガネ(コンタクト)とサングラスを併用している人 旅行で荷物を減らしたい人 手軽に眩しさ対策したい人 持ち物を減らしたいミニマリスト | マナーが厳しい職場で使いたい人 屈折率1.60では足りない強度近視の人 目が隠れるぐらいのレンズの濃さが欲しい人 おしゃれで屋内でもうっすら色が欲しい人 |
調光レンズは、一言でいうとメガネとサングラスを一つにしちゃいましょっていうレンズです。
一本二役ではあるけど、場面によっては”帯に短し襷に長し”なレンズになりかねない…そんなレンズです。
買う前に慎重に自分がどんなシーンで使いたいのかを想定しておくのをおすすめしておきます。
ちなみに車の窓ガラスは紫外線カットなので、ノーマル調光レンズでは変色しません。
運転中に変色させたい人は、OWNDAYSかJINS可視光調光レンズを買うか、オープンカーを買いましょう。