- Bromptonを3年間使ってきた実体験レビュー
- Bromptonをおすすめできる人とは
こんにちは!Bronmpton乗りのナニガシです。
今回は2021年に購入したイギリスの折り畳み自転車『Brompton』のレビューをします。
私が購入したのは、M6Rという車種で、今でいう『BROMPTON Explore with Rack Mid Handlebar 』です。
Bromptonを購入するまでは、ロードバイクをメインにしていたのですが、ポダリングをするには大げさで普段着で乗りにくかったので、もっと気軽に乗れる自転車を探していました。
そこで、輪行のしやすさと走りの性能を両立できるという観点で見つけたのがブロンプトンでした。
20万円以上したので、かなり慎重に判断したのですが、今でも買って良かったと思えるアイテムです。
おすすめできる人 | おすすめできない人 |
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輪行と走りを両立したい人 デザインのいい折りたたみ自転車を探している人 家に駐輪場がない人 ゆったり景色を楽しみにながら走りたい人 | スピードを求める人 軽さを求める人 安価な折り畳み自転車を探している人 |
『Brompton』の特徴
BromptonはイギリスのBrompton社から製造販売されている折り畳み自転車です。
畳むと乗用車のタイヤくらいに小さくなるのに、走行時の安定性は素晴らしく、折り畳み自転車の終着点と思ってます。
2021年にブロンプトンを購入して、3年間乗り続けたので、実体験からレビューします。
鉄道輪行、旅行、自動車積載いろいろやりました。
モデルは今でいうCLine M6Rモデルです。
詳細なスペックなんかは、サイクル専門のブログにお任せして、ガジェットブログらしい生活の道具としてのレビューをします!
外観
私が購入したモデルは、M6Rです。
今でいうC Line『BROMPTON Explore with Rack Mid Handlebar 』です。
MはMはハンドル形状を意味し、6は6速、Rはリアキャリを意味します。
まずは、広げた走行状態から。
見ていただくとわかる通り、前後のタイヤ間の距離が、非常に長いです。
ホイールベースは1045mmです。
この長いホイールベースのおかげで、走行時に車体が非常に安定して、疲れにくくなります。
ハンドルは、M型ハンドルです。
S型のハンドルよりも、高さがあるので、より状態を起こして走ることができます。
風景を眺めながらゆったり走るのに向いてますね。
ハンドル周りです。
私はサードパーティ製のスマホホルダーをつけています。
サードパーティ製のボトルホルダーをつけて、ペットボトルなどの飲み物を入れられるようにしてます。
布製なので、折りたたみの時には潰れてくれて邪魔になることがありません。
変則は内装が3段、外装が2段で、合計3×2の6速です。
手元で簡単に変速できるのが嬉しいですね。
続いて前方タイヤです。
タイヤは買った当初から、シュワルベマラソンが付いていてそのまま使ってます。
スピード重視というより耐久性や安定性を重視したモデルですね。
ライトはキャットアイのVOLT400を使ってます。
メインフレームのアップ。
フレームなだらかな曲線形状を描いているのが特徴です。
悲しいことに、一回擦ってしまって、一部白くなっています。
黒のレバーをクルクル回すことで、フレームを固定することができます。
蛇口を閉めるように固定することができるので、すごく楽です。
キャリアです。
Rモデルにするとキャリア付きになります。
バンドは買った時からついてます。
私は、背中にリュックを背負いたくない時に、ここに固定したり、輪行バッグを固定したりしてます。
キャリア単体で買うと24,200円もするので、迷ったらつけておくのがおすすめです。
後方タイヤです。
前方タイヤと同じくシュワルベマラソンです。
後方のホイールの方が変速機が内部に仕込まれている分、厚みを感じます。
サドルも買った当初のものです。
特に不満なく、使い続けます。
一時期、Brooksの革サドルに買い換えようかとも思ったのですが、Brooksの方が重いみたいで断念しました。
スペック
Brompton Cline M6R | |
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変速 | 内装3段×外装2段 |
重量 | 12.27kg |
タイヤサイズ | 16インチ |
フレーム素材 | スチール&クロモリ |
折りたたみサイズ | 幅585×奥行270×高さ580mm |
リアキャリア | あり |
価格 | 295,350円 |
購入する |
12.27kgって正直重たいです。
折りたたみはしやすいものの、肩に担いで長時間歩くのはしんどいです。
せっかくキャリアに車輪は付いているんですけど、JRの規定で自転車のボディはすべて輪行袋の中に収まっていけないという規定があり、駅構内で転がすのは断念しています。
ちなみに私は輪行袋にIKEAのDIMPAという袋を活用してます。
『Brompton』の長期使用レビュー
ここからは、Bromptonを3年間、ドライブ、旅行、輪行、ポダリングなどに連れ出してきたので、所感みたいなことをお伝えします。
狭い玄関にもおけてしまう
まずはよかったところから。
我が家は1K9畳で、決して広い部屋ではないので、Bromptonをリビングに置くのは諦めてます。
どこに置くか迷って、思い切って玄関に置くことにしました。
出入りの時に邪魔になるか心配してたのですが、全然気になりませんでした。
折り畳んだ時の幅27cmで、前後の奥行きが玄関の奥行きの範囲に収まってくれたので、床を汚さずに済んでます。
使いたい時には、折り畳んだ状態で、マンションの出口まで持ち出して、そこで組み立てて走り出してます。
防犯対策にも風雨対策にもなりますので、玄関保管おすすめです。
1分程度で小さく折り畳みできてしまう
私は何度も折りたたみと展開の練習をしているわけではないのですが、それでも1分程度で展開→折りたたみができますし、その逆も1分程度でできます。
折りたたみ後のサイズは幅585×奥行270×高さ580mmです。
これがめちゃくちゃいい。
前はロードバイク輪行をしていたので、20〜30分ほど輪行に時間がかかってました。
駅前で分解してたら電車を逃したなんてことがよくありました。
ロードバイク輪行は、空いた時間を選ばないと電車内で邪魔になるし、毎回手も汚れるしで、正直誘われない限りやりませんでした。
それがBromptonに変えてからは、一人でもすすんで輪行するようになりました。
Bromptonを購入してから、一人で仙台旅行、函館旅行、京都旅行などBromptonとともに日本各地の観光地を巡りました。
駅についてから1分程度で小さくなるので、本当にフットワークが軽くなりましたね。
ちなみに、リアキャリア付きモデルを電車内に置くときは、ハンドル側の方が倒れやすいので、ハンドル側を壁にもたれさせるといいですよ。
抜群の直進安定性
走行時めちゃくちゃ安定してます。
折り畳み自転車って畳むためにホイールベースが短くなりがちなのですが、Bromptonは独自の折りたたみ方法をとっており、長いホイールベースが特徴です。
さすがにタイヤが小さいので、ハンドル操作は慎重にしないといけないですが、ロードバイクと比較して疲れるという感じはしないです。
むしろ、状態を起こして走れるので、ロードバイクより長く遠くまで走れています。
ただ、スピードはロードバイクのほうが当然速いので、スピードを求める人はそもそも折り畳み自転車が向いてないです。
周りの景色を眺めながら、状態を起こしてゆったり走るポダリングに本当にぴったりの自転車です。
折りたたみ自転車にしては高価
ここからはちょっと気になる点。
やはり高価です。
しかも、インフレや円安が進んで、2024年現在M6Rモデルのブラックカラーは、295,350円です。
私が購入した2021年時の価格が236,500円なので、58,850円も上がってるんですね
他に有名な折りたたみ自転車といえば、ダホンのK3などがあるのですが、あちらは定価105,600円です。
ただ、Bromptonはリセールバリューも高いし、一生モノと言えるぐらい丈夫なので、長く乗ればお得感は増します。
買って得られる体験を考えると、安い買い物だったと今では言えます。
盗難に遭いやすい
高い分盗難に遭いやすいので、めちゃくちゃ気軽にあちこちいけるわけではないです。
盗難が怖くてABUSの鍵を使っているのですが、その分重くて取り回しがしづらいので、困っています。
今はもっといい鍵がないか模索中です。
盗難が怖いので、コンビニ行く時も、トイレ行く時もしっかり鍵をかけてますし、泊まりの時はホテルに断って客室内に持ち込んだり、フロントで預かってもらったりしてます。
ホテル内に畳んで持ち込めるというのも大きなメリットですね。
私は車体にエアタグを仕込んでいて、万が一の時はGPS追跡できるようにしてますし、鍵はABUSの盗難保証付きの超強力な鍵を使ってます。
重い
折り畳み自転車の中では重たい部類に入ります。
私が持っているM6Rはリアキャリアのせいもあるのですが、12.27kgもします。
非チタンモデルの中ではリアキャリアなしで2速のCLine S2Lが最も軽いのですが、それでも10.95kgもします。
ちなみにチタンフレームのT Lineを買えば、7.95kgですが、852,500円もするので、私には論外でした。
先ほど紹介したダホンのK3は7.8kgなので、いかにBromptonが重いかわかりますね。
重い分、坂道もしんどいです。
アップダウンが多い時は、Bromptonではなくロードバイクで行くように心がけてます。
また、輪行もその分しんどく、輪行バッグの肩紐がめっちゃ食い込みます。
痛いです。
都会の駅は、駅舎からホームまでが遠いので、肩痛いと思いながら運んでます。
まあ、それでも平坦での走行性やポダリング性能は抜群で、見た目も最高なので、この重さでも良かったと思ってます。
アリエクで、チタンのシートポストが売っているのを見かけたので、お金が貯まったら買い換えようかななんて思ってます。
『Brompton』レビューまとめ
おすすめできる人 | おすすめできない人 |
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輪行と走りを両立したい人 デザインのいい折りたたみ自転車を探している人 家に駐輪場がない人 ゆったり景色を楽しみにながら走りたい人 | スピードを求める人 軽さを求める人 安価な折り畳み自転車を探している人 |
Brompton CLine M6Rのレビューをお届けしました。
正直高いけど、買ったら一生モノなので、早く買えば買うほどお得になる精神で、早めの購入をおすすめします。
インフレも円安もどうなるかわかりませんしね。
Bromptonは乗ってる時の満足度も高いですが、眺めてるだけでお酒が飲めてしまうくらい見た目も美しいです。
ぜひお気に入りの色を見つけてください。
3年間を振り返ってみて、小さく、短時間で折りたたみができる輪行性能のおかげで一気に行動範囲が広がったなと感じます。
ロードバイクと違って、年老いても乗れるし、買い物でも使えるし、汎用性半端ないので、迷っているのであれば値上がりしないうちに買ってみてください。
私はロードバイクからBromptonへの乗り換えたのですが、結果大正解。
スピードよりも景色を楽しむポダリングが好きな私には、Bromptonの方があってました。
今度はBromptonを連れて船に挑戦してみようかな。
おすすめの空気入れの紹介はこちら。
これからBromptonを買おうとしている人はぜひこれを読んでください。