ナニガシこんにちは!ナニガシ(@nanigashi_net)です。
「X100VIの作例を見てみたい」
「クラシックネガって、実際どんな色になるんだろう?」
そんな思いを持つあなたに、私がX100VIで撮りためた旅の写真をお届けします。
購入から1年以上、このカメラをいろんな場所へ連れて行きました。大阪万博、京都の紅葉、台湾の夜市、上海の夜景まで。
この記事の写真は、すべて私がカスタムした「Superia風クラシックネガ」の撮って出しです。レタッチなしのリアルな色を見てください。まずは、その設定から公開します。
私のSuperia風クラシックネガ設定
X100VIのクラシックネガは、デフォルトでも十分フィルムっぽい色が出ます。でも私は、往年のフィルム「Superia」を意識して、さらに自分好みにカスタムしています。フィルム風の質感が好きなので、グレインエフェクトはかなり強めです。
以下が、最近ハマっている私のレシピ。この記事の写真は、大阪万博を含めてすべてこの設定で撮っています。
- ダイナミックレンジ:DR100%
- ハイライトトーン:-2
- シャドウトーン:-1
- グレインエフェクト:Strong / Large
- カラークロームエフェクト:弱
- カラークローム ブルー:弱
- ホワイトバランス:AUTO(R:0 / B:1)
- カラー:-2
- シャープネス:-4



シャドウを少し持ち上げて、彩度(カラー)とシャープネスを落とすのがポイント。そこにグレインを強めに乗せると、一気に“フィルムで撮った1枚”の質感になります。
さらに私は、レンズにNiSiのブラックミストフィルターを常用しています。光がふわっと滲んで、デジタルっぽさが抜けるんです。後半の夜市の写真で、その効果がよくわかります。


まずは、大阪万博をX100VIで撮り歩いた一日
ここからしばらくは、2025年に開催された大阪・関西万博をX100VI一台で巡った記録です。未来都市のような風景を、クラシックネガで切り取ってきました。
序章:旅のはじまり、X100VIと朝の光


この日の天気は快晴。絶好の撮影日和です。
お気に入りのカメラバッグ、ディアリオ ストロールショルダーにX100VIを忍ばせ、ウキウキとした気分で電車に乗り込みました。




夢洲駅に降り立つと、万国旗が風に揺れ、旅の始まりを告げていました。知らない国の国旗も多く、国際的なイベントに来たことを実感します。


入園してまず目に飛び込んできたのは、巨大な大屋根リング。
写真や映像で見ていたものの、そのスケールは想像を絶するものでした。X100VIの35mm(換算)の画角でも収まりきらないほどの迫力に、思わず圧倒されます。
第一章:午前の喧騒と建築美


まず向かったのは、ユニークな建築が目を引くベルギー館。
光と影が織りなす直線と曲線のデザインが美しく、X100VIのシャッターが止まりません。クラシックネガの少し褪せたような色合いが、建物の無機質な質感と絶妙にマッチします。





お気に入りの一枚です。
ここでは展示内容のネタバレは避けますが、建築好きならずとも楽しめる空間でした。


大屋根リングからベルギー館を見下ろすと、また違った景色が広がります。ミニチュアの世界を覗いているような感覚です。


隣にあったシンガポール館の、真っ赤な球体デザインも可愛らしく、思わず一枚。
第二章:情熱のリズムと芸術





ポルトガル館はエッグタルトが美味しいらしいです。
ポルトガル館を横目に見ながら、次に足を運んだのはブラジル館。


「我々の存在の真意とは。」という哲学的なキャッチコピーに惹かれます。




内部はアーティスティックな展示が多く、X100VIでどう切り取るか、試行錯誤するのもまた一興。私には少し難解でしたが、感性を刺激される空間でした。
ふと、どこからか陽気な音楽が。音のする方へ歩いていくと、スペイン館の前で情熱的なダンスが披露されていました!


フラメンコとは違う、リズミカルな踊り。ダンサーが手に持ったバチを打ち鳴らす音が、会場の空気を震わせます。その力強いパフォーマンスに魅入られ、X100VIのデジタルテレコンを使い、ダンサーの表情を狙って撮影しました。
第三章:午後の光と未来のカタチ




昼食を済ませ、午後の柔らかな光が差し込む中、サウジアラビア館へ向かいました。
並んでいる間に見えた展示が結構面白くてパシャリと一枚。
適当に撮ったのに35mmの距離感がちょうどよくクロップしなくても、ズームしなくてもちょうどいい。


続いてオーストリア館へ。


隣の案内所の屋根が面白くて引き算的な写真を一枚撮影。
NDフィルターを使うことで、晴れでも開放で撮影。


中に入ると、世界でも限られた数しかないピアノが。
暗所だったのですが、手ぶれ補正のおかげでしっかり写ってくれました。



この写真はブラックミストフィルターの効果がよく現れていますね。


終章:黄昏とX100VIという最高の相棒


あっという間に時間は過ぎ、再び大屋根リングの下に戻ってきました。
ライトアップされたリングは、昼間とは全く違う幻想的な姿を見せてくれます。クラシックネガで撮影すると、ライトの暖色のコントラストが強調され、ノスタルジックな雰囲気に。



最後にダイジェスト的に写真だけ。












一日中歩き回り、撮り続けた万博。
X100VIは、そんな私の旅の最高の「相棒」でした。
小さなバッグに収まるコンパクトさ、撮りたい瞬間にすぐ応えてくれる起動の速さ、そして何より、撮って出しで心揺さぶる画を生み出してくれるフィルムシミュレーション。


大きなカメラは気負ってしまうし、スマホでは表現しきれない空気感がある。
X100VIは、その絶妙な間を埋めてくれる、唯一無二のカメラだと改めて実感しました。
ここからは、万博以外の旅で
同じSuperia風クラシックネガ設定で、日常や旅先を撮るとどうなるか。京都・台湾・上海の写真を続けます。
京都:紅葉と、路地の喫茶


永観堂の紅葉。池への映り込みと、赤・黄・緑のグラデーション。曇り空のやわらかい光の下だったからこそ、クラシックネガの赤がしっとりと深く出てくれました。


南禅寺の水路閣。レンガのアーチが奥へ連なる構図に、シャッターが止まりませんでした。グレインを強めに乗せているので、古いレンガの質感がより味わい深く写ります。


京都の老舗喫茶「スマートコーヒー」にて。ダークな店内で、F2開放のボケと暖色のトーンが、クラシックネガと抜群に相性よく馴染みました。テーブルフォトもお手のものです。
台湾:旅のはじまりと、夜市のネオン


旅のはじまりは、いつもこの瞬間から。飛行機に乗り込む直前の高揚感も、首から下げたX100VIならすっと記録できます。


台湾の街で見つけた、カラフルなガラス瓶がぶら下がる不思議な店。情報量が多くて雑然とした場面でも、クラシックネガは色を暴れさせず、しっとりとまとめてくれます。


台湾のカフェで頼んだアイスミルクコーヒー。コーヒーゼリーとミルクのコントラスト、そして青いテーブルの色の出方が好みでした。




ここからは夜市へ。この写真、提灯やライトの光がふわっと滲んでいるのがわかりますか?これがNiSiブラックミストフィルターの効果です。暗いシーンほど、効果がはっきり現れます。



このやわらかい光の滲みが好きで、常用しています。フィルターの話は、防塵防滴とあわせて別記事に詳しく書きました。


寧夏夜市のネオン。人混みの中、さっとカメラを出して、手ブレ覚悟でさっと一枚。X100VIの軽快さと起動の速さがあるからこそ撮れた、スナップらしいスナップです。
上海:歴史建築と、夜景




赤い提灯と木船、白壁の街並み。クラシックネガの少し褪せたような色合いが、古い街の空気にすっと溶け込みます。


歴史ある塔。35mm単焦点なので、全体を入れるにはかなり後ろに下がる必要がありました。この日はとにかく暑かった……。でも、単焦点は「足で構図を作る」のも醍醐味です。



横構図では全く撮れなかった…


このボケ感もF2ならでは!




最後は上海・外灘の夜景を、高いところから一望。単焦点だと構図に悩みますが、デジタルクロップが使えて、しかもF2で明るいので、夜景でもしっかり撮れます。手ブレ補正のおかげで、三脚なしでこの一枚です。
まとめ:クラシックネガが、旅の記憶を色にする


大阪万博から京都、台湾、上海まで——X100VIとクラシックネガは、どんな旅でも「記憶のままの色」を残してくれました。
小さなバッグに収まるコンパクトさ、撮りたい瞬間にすぐ応えてくれる起動の速さ、そして撮って出しで心が揺さぶられる色。大きなカメラは気負ってしまうし、スマホでは表現しきれない空気感がある。X100VIは、その絶妙な間を埋めてくれる、唯一無二の旅カメラです。



この記事の作例が、あなたの“X100VIを持って出かけたい”という気持ちを後押しできたら嬉しいです。

















