- iPhoneカメラマンがX100VIに乗り換えた感想
- X100VIをなぜ買ったのか?
- X100VIを買って後悔したか?
- X100VIを実際に使ってわかったメリットデメリット

こんにちは!ナニガシ(@nanigashi_net)です。
ついにFUJIFILMのX100VIを購入しました。
これまでは旅先でもデジカメを持たずにiPhone13 Pro一本で写真を撮ってました。
ところが、その場の雰囲気を切り取るにはiPhoneでは力不足だと感じるようになり、家電屋のカメラコーナーを物色するように、、、
どうせ持つならテンションが上がる見た目がいいと思いX100VIを購入しました。
なぜX100VIを買ったか?
X100VIを買うに至った経緯をお話しします。
これまではiPhoneカメラマンだった


冒頭でも書いた通りこれまでは、iPhone13 Proで写真を撮ってました。


ProRawで撮影してLightroomに取り込みフィルターを当てるということをしていました。
当時はiPhoneでも割と満足はしていて、軽い、小型という点で「完璧なカメラなのではないか?」と思っていました。
ところがカメラが欲しくなった…
ところが、ネット上でAPS-C以上のセンサーサイズで撮られた作品を見ると、全くもって敵わない。
いくらLightroomやらDazzカメラやら加工アプリを使ってもその場で撮られた雰囲気が違いすぎる。
そして過去の写真を見返してみたところ友人が一眼レフで撮った写真と自分がiPhoneで撮った写真とでは、「情景」が違いすぎる。
iPhoneの写りはのっぺりしていて、旅情が掻き立てられない。


一眼レフのほうが圧倒的な写りでした。



自分は軽さ、小型を言い訳にして、iPhoneで「我慢」していたのだと気付かされました。
そこで、思い出を雰囲気も含めて切り取りたいと、カメラを買うことを決意。
いくつか選択肢がある中で、なぜX100VIか
まず、iPhoneよりも圧倒的に写りがいいカメラが欲しかったので、センサーサイズはマイクロフォーサーズ以上に絞り込みました。
さらに、重すぎると旅行の時に持ち運びがしんどくなるのがわかっていたので、軽いことを条件に加えました。
また、第三の条件として見た目。
候補として残ったのは、X100VI、Leica M6、D-LUX8、FUJIFILM X-S20、NIKON Zfcでした。
Leica M6だけフィルムなんですが、過去に写ルンですで撮影をして、あまりのフィルム現像代+データ化代にびっくりしたのを思い出し、早速排除。
NIKON Zfcは、動画性能がイマイチということで除外。動画はメインとしては考えてませんが、旅先でちょくちょく撮りたいので。
X-S20は、防塵防滴ではないので除外。東南アジアによく行くので、突然の雨で故障されるのは困ります。
D-LUX8は、センサーサイズが一段小さいマイクロフォーサーズです。LEICAのパワーでどうにかなってるかなとネット上の作例を漁りまくってましたが、APS-CサイズのX100VIとは圧倒的な差を感じたので、除外。
こうして残ったのが、X100VIということです。
消去法的な選び方に見えるかもしれませんが、もちろんポジティブな理由もあります。
- レンズ交換式ではない(節約目的)
- 見た目がめっちゃ好き
- コンパクト
- レンジファインダーが大好き
- フィルムシミュレーション
- 常用に耐えうる換算50mmクロップ
以上を踏まえて、X100VIがベストチョイスだと判断しました。
『X100VI』の特徴



開封の儀から外観、スペックまで、あなたの所有欲を刺激してみせます!
開封の儀








外観








スペック
有効画素数 | 約4020万画素 (35mm:約40MP(5152×7728) 50mm:約20MP(3648×5472) 70mm:約10MP(2592×3888)) |
プロセッサー | X-Processor 5 |
ボディ内手ぶれ補正 | センサーシフト方式5軸補正、6.0段 |
AF | インテリジェントハイブリッドAF (TTLコントラストAF / 位相差AF) |
レンズ | 焦点距離 : f=23mm(35mm判換算:約35mm相当)開放F値 : F2.0レンズ構成 : 6群8枚(非球面2枚)NDフィルター : あり(4段分) |
デジタルクロップ | 50mm 70mm |
ファインダー | OVF 電子式ブライトフレームファインダー(逆ガリレオ式)撮影範囲フレーム視野率 : 約95%ファインダー倍率 : 約0.52倍EVF 0.5型有機ELファインダー 約369万ドット視野率 : 約100%アイポイント : 約16.8mm視度調整範囲 : -4~+2m-1ファインダー倍率 : 0.66倍対角視野 : 約32° (水平視野:約27°)アイセンサー付き |
液晶 | 3.0型チルト式タッチパネルTFT、3:2、約162万ドット |
動画撮影 | 6.2K30fps , log2 |
サイズ | 128 × 74.8 × 55.3mm |
重量 | 521 g |


いくつか作例を
まだ買ったばかりですが、何枚か写真を載せておきます。



iPhoneばかりで写真を撮ってきた人間なので、腕はまだまだです。











Threads(@nanigashni_net)でも写真をあげています。
『X100VI』の良い点
まずはメリットから。
第一に見た目


カメラって日々持ち運ぶものじゃないですか。
それを考えたらスペックだけじゃなくて見た目も大事だなと思いました。
見た目がいいとつい首から下げたくなる。
X100VIはそんな首から下げて持ち運びたくなるデザインをしています。
見てください。このレンジファインダーのかっこよさ。
家族に見せたら「昔のカメラやん」とか「フィルムカメラか?」とか言われましたが、逆にそこがいい。
私のお気に入りの革靴との相性がいいので、最近はこのセットで持ち歩いてます。



趣味でカメラをやる人はスペックだけではなく、見た目も重視すべきだと思う。
フィルムシミュレーションが秀逸。特にクラシックネガ。


X100VIに限らずFUJIFILM全部に言えることですが、フィルムシミュレーションの撮って出しが素晴らしい。
SonyやらNikonやらは、現像前提の絵作りになっていますが、FUJIFILMは撮って出しも選択肢になります。
正直Raw現像とかめんどくさいし、容量重いし、やりたくないと思っていた私にはフィルムシミュレーションは最高。
中でもクラシックネガの写りが大好きで、グレインエフェクトを入れたり、彩度を落としたりしてさらに、フィルムっぽくして楽しんでいます。





迷ったらとりあえずクラシックネガにしてます。
換算50mmのデジタルクロップ
私は、かなり昔にX-E2を換算50mmの単焦点で使っていました。
その時に50mmの焦点距離にハマってしまい35mmのX100Vを見送った過去があります。
今回のX100VIはなんと、35mmで約40MP(5152×7728)、50mmクロップで約20MP(3648×5472)、70mmクロップで約10MP(2592×3888)です。
4Kの画素数が約8MP(3,840×2,160)なので、70mmクロップでも4K画質超え。



大好きな50mmも常用できる!


例えば、この写真は50mmデジタルクロップで撮影した写真です。
実質このボディに35mmと50mmを搭載しているようなものと思うと、お得お得。


70mmは画素数10MPです。
4Kは8MPなので、普通に4K超え。
大判印刷するにはちょっと心許ないですが、SNSなら十分耐えられる。



私は、SNS用、ブログ用には、70mmもバンバン使ってます。
『X100V』の気になる点
私の中ではほぼ100点のカメラですが、あえて辛口評価するとしたら3つ気になる点があります。
本革じゃないんかい


新品価格が28万円ほど。
それなのにボディは完全なフェイクレザーです。樹脂っぽいレザー。
初代X100から変わることのない質感で、ここだけは正直28万円という価格に見合わないなと思っています。



LEICAは本革ですからね。
まあただ、全体としてはバランスが取れているので、買わない理由にはなりませんでした。
逆に本革だったらもっと爆売れでしょうね。



FUJIFILMが公式の本革張り替えサービスをしてくれたらいいのになあ。
そりゃGR3と比較したら重いですよ
X100VIの重さは521g。RICHOのGR3は257g。(どちらもバッテリー、SDカード込)
差は264gで、GR3の倍の重さ。
普段から荷物は軽いが正義と思っている人には、持ち続けるのはしんどいかもしれません。
そういう人にはGR3をおすすめします。
ただ、カメラって最後は自分が持ち歩いてテンションが上がるかどうかだと思っています。



この見た目なら500gあっても全く気にならない。
シャッター音は私は気にならなかった
シャッター音はほぼ無音です。
私は逆に無音のおかげで、目立たずスナップ撮影ができるので気に入っています。
また、シャッター音をあえてスピーカーから出す設定もできます。
シャッター音の種類は3種類あるのですが、特にサウンド3が好み。
サウンド3は、「ザクッ」というちょっと重みのあるシャッター音でカメラで、撮影欲を高めてくれます。
もちろんX-Pro3とかと比べると音は劣るのですが、普段iPhoneで撮影していた私にとっては、10点が70点になったぐらい満足度が高い。
『X100VI』におすすめのアクセサリー


X100VIを迎える前に、用意しておきたいアクセサリーを紹介しておきます。
液晶保護フィルム


液晶保護フィルムは必須アイテム。


ファインダー保護ガラスフィルム


X100VIはレンジファインダーが剥き出しになっています。
傷が付いたら嫌なので、私はここにも保護フィルムを貼ってます。


高速SDカード


SDカードの読み込み速度や容量はかなり重要。
私はヨドバシで購入ました。
ほぼ同等品を見つけたので載せておきます。


サムレスト




レビューの多いSmallRigとJJCでどちらを買うか迷ったのですが、革に惹かれてJJCに。




NEEWER ブラックミストフィルター






レンズの出っ張りもかなり抑えられる。


これをつけるとX100VIが防塵防滴仕様になり、写りも幻想的になり一石二鳥です。
有名なNiSiのものより安価です。



楽天市場の取り扱いはなかったので、Amazonリンクだけ。
無印ストラップ




たった590円で質感のいいストラップを手に入れました。
無印の店頭で購入。



「自由に組み合わせられるストラップ」という商品名です。


『X100VI』はいいカメラか?買って後悔していないか?


間違いなくいいカメラです。
買って後悔もしていません。
仕事の日以外は、毎日のように首から下げて持ち歩いています。
このコンパクトなボディに
- 手ぶれ補正
- 使える動画撮影
- 換算35mm、50mm、70mmレンズ
- 豊富なフィルムシミュレーション
とこれだけの機能が詰め込まれています。
好みにもよりますが、写りもAPS-C界の中では、FUJIFILMが一番だと思っています。
おまけに所有欲も満たしてくれる最高のカメラです。
レビューまとめ
X100VIを購入し、実際に使ってみた結果、大満足のカメラでした。
これまでiPhoneでの撮影に慣れていた私にとって、X100VIの写りの良さ、フィルムシミュレーションの楽しさ、そして持ち運びたくなるデザインは想像以上でした。APS-Cセンサーならではの奥行きのある描写や、デジタルクロップで換算50mm・70mmまで使える点も大きな魅力です。
もちろん、価格に対するボディの素材感や、軽さ重視の人にはやや重い点など気になる部分もありますが、それを補って余りある魅力が詰まっています。
結果として、「軽量で持ち運びやすく、写りが良く、所有欲も満たしてくれるカメラ」という、まさに理想的な選択でした。
もし、旅先や日常で「写真を撮る楽しさ」を味わいたいなら、X100VIは間違いなくおすすめできるカメラです!



特にiPhoneでいいのでは?と思っている人には、ぜひ手を出してもらいたいカメラです。





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