
こんにちは!ナニガシ(@nanigashi_net)です。
「X100VIの作例を見てみたい」
「X100VIを持って出かけたら、どんな写真が撮れるんだろう?」
そんな思いを持つあなたに、最高の旅の記録をお届けします。
先日、発売されたばかりのFujifilm X100VIを片手に、大阪・関西万博へ行ってきました。
スマホでは物足りない。でも、大きなレンズ交換式のカメラは少し違う。
そんなわがままな願いを叶えてくれるX100VIで、未来都市のような万博の風景を切り取ってきました。



この記事に掲載している作例写真は、すべてフィルムシミュレーション「クラシックネガ」の撮って出しです。レタッチなしのリアルな色をご覧ください。
序章:旅のはじまり、X100VIと朝の光


この日の天気は快晴。絶好の撮影日和です。
お気に入りのカメラバッグ、ディアリオ ストロールショルダーにX100VIを忍ばせ、ウキウキとした気分で電車に乗り込みました。




夢洲駅に降り立つと、万国旗が風に揺れ、旅の始まりを告げていました。知らない国の国旗も多く、国際的なイベントに来たことを実感します。


入園してまず目に飛び込んできたのは、巨大な大屋根リング。
写真や映像で見ていたものの、そのスケールは想像を絶するものでした。X100VIの35mm(換算)の画角でも収まりきらないほどの迫力に、思わず圧倒されます。
第一章:午前の喧騒と建築美


まず向かったのは、ユニークな建築が目を引くベルギー館。
光と影が織りなす直線と曲線のデザインが美しく、X100VIのシャッターが止まりません。クラシックネガの少し褪せたような色合いが、建物の無機質な質感と絶妙にマッチします。





お気に入りの一枚です。
ここでは展示内容のネタバレは避けますが、建築好きならずとも楽しめる空間でした。


大屋根リングからベルギー館を見下ろすと、また違った景色が広がります。ミニチュアの世界を覗いているような感覚です。


隣にあったシンガポール館の、真っ赤な球体デザインも可愛らしく、思わず一枚。
第二章:情熱のリズムと芸術





ポルトガル館はエッグタルトが美味しいらしいです。
ポルトガル館を横目に見ながら、次に足を運んだのはブラジル館。


「我々の存在の真意とは。」という哲学的なキャッチコピーに惹かれます。




内部はアーティスティックな展示が多く、X100VIでどう切り取るか、試行錯誤するのもまた一興。私には少し難解でしたが、感性を刺激される空間でした。
ふと、どこからか陽気な音楽が。音のする方へ歩いていくと、スペイン館の前で情熱的なダンスが披露されていました!


フラメンコとは違う、リズミカルな踊り。ダンサーが手に持ったバチを打ち鳴らす音が、会場の空気を震わせます。その力強いパフォーマンスに魅入られ、X100VIのデジタルテレコンを使い、ダンサーの表情を狙って撮影しました。
第三章:午後の光と未来のカタチ




昼食を済ませ、午後の柔らかな光が差し込む中、サウジアラビア館へ向かいました。
並んでいる間に見えた展示が結構面白くてパシャリと一枚。
適当に撮ったのに35mmの距離感がちょうどよくクロップしなくても、ズームしなくてもちょうどいい。


続いてオーストリア館へ。


隣の案内所の屋根が面白くて引き算的な写真を一枚撮影。
NDフィルターを使うことで、晴れでも開放で撮影。


中に入ると、世界でも限られた数しかないピアノが。
暗所だったのですが、手ぶれ補正のおかげでしっかり写ってくれました。



この写真はブラックミストフィルターの効果がよく現れていますね。


終章:黄昏とX100VIという最高の相棒


あっという間に時間は過ぎ、再び大屋根リングの下に戻ってきました。
ライトアップされたリングは、昼間とは全く違う幻想的な姿を見せてくれます。クラシックネガで撮影すると、ライトの暖色のコントラストが強調され、ノスタルジックな雰囲気に。



最後にダイジェスト的に写真だけ。












一日中歩き回り、撮り続けた万博。
X100VIは、そんな私の旅の最高の「相棒」でした。
小さなバッグに収まるコンパクトさ、撮りたい瞬間にすぐ応えてくれる起動の速さ、そして何より、撮って出しで心揺さぶる画を生み出してくれるフィルムシミュレーション。


大きなカメラは気負ってしまうし、スマホでは表現しきれない空気感がある。
X100VIは、その絶妙な間を埋めてくれる、唯一無二のカメラだと改めて実感しました。



この記事の作例が、あなたの「X100VIを持って出かけたい」という気持ちを後押しできたら嬉しいです。





