FUJIFILM X100VI 後悔した点も正直に|1年半使ってわかったデメリットと、それでも手放さない理由

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こんにちは!ナニガシ(@nanigashi_net)です。

FUJIFILM X100VIを買ったのは2025年の1月。気づけばもう1年半近く、ずっと相棒として使っています。当時はまだ品薄が続いていて、たまたま立ち寄った店頭に在庫があり、半ば勢いで連れて帰ってきました。あのとき逃していたら、たぶん今も「いつか買おう」と言い続けていた気がします。

最初の購入レビューで「これは最高の相棒だ」と興奮気味に書きましたが、その気持ちは1年半経った今でも変わっていません。むしろ、使うほど好きになっています。

ただ、これだけ長く使うと「正直、ここはちょっと残念だな」という点も見えてきます。今回は良かったところと一緒に、x100vi 後悔したかもと思う点も忖度なしで書いておきます。購入を迷っている方の、最後のひと押し(あるいは思いとどまる材料)になれば嬉しいです。

ナニガシ

後悔した点も正直に全部書きます。それでも手放していない理由も。

先に結論(1年半使った要点)

  • 後悔した点は4つ:重さ・防塵防滴・シャッター音・外装の樹脂感
  • よく心配されるバッテリー・SDカード(UHS-I)は、写真メインなら問題なし
  • 結論:残念な点を全部わかったうえで、それでも手放していない

(この記事では、上記をすべて一次体験で詳しく解説します)

Contents

旅に持っていくと、楽しさが倍増する

初OMO
初OMO

この1年半で、東京・名古屋・三重・大阪……いろんな場所に持って行きました。X100VIがあるだけで、旅の楽しさが2倍になります。

「何を食べた」「どこへ行った」だけじゃなく、「そのときどんな空気だったか」まで残せる感覚。帰ってから写真を見返すのが、毎回の楽しみになりました。

飽きない。というか、どんどん愛着が湧いてくる

「高いカメラを買ったけど数週間で飽きた」というのはよくある話。でもX100VIは、時間が経つほど好きになるカメラでした。1年半経った今でも、部屋に置いてあるとつい眺めてしまいます。

単焦点なのに、画角に困らない

35mm単焦点ですが、デジタルテレコンで50mm・70mmの画角も日常的に使っています。1年半使ってみて、画角で不便を感じたことはほとんどありません。

ナニガシ

単焦点だと身構えていましたが、実際は「3本のレンズを持ち歩いている」くらいの感覚で気楽です。

最近ハマっているのは「VSCO × X100VI」

フィルムシミュレーションも好きですが、最近はJPEGで撮ってiPhoneに送り、VSCOでSuperia風に仕上げるのにハマっています。まずは一枚、Before-Afterを。

どうでしょう、Superiaフィルム感、ないですか?

ナニガシ

フィルムを使っていた頃の気持ちがよみがえる感じがして楽しいです。作例をもっと見たい方は、X100VI一台で大阪万博を巡った記事にたっぷり載せています。

動画も意外と使える

Osmo Pocket 3とツーショット
Osmo Pocket 3とツーショット

写真メインで買いましたが、最近はちょこちょこ動画も撮ります。家族との何気ない時間や旅先の空気感を、気軽に「いい感じ」で残せるのが嬉しい。カラーがしっかり乗るので、スマホより断然雰囲気が出ます。ただローリングシャッターは結構強く出るので、そこだけ注意です。

1年半使って「ここはちょっと後悔したかも」と思う4つ

良いところばかり書いてきましたが、正直な「残念ポイント」も。買ってから「聞いてないよ」とならないよう、4つ共有します。

ここで少し、前の話を。実は私、X100VIの前に同じシリーズのX100F(コンパクトカメラ)を持っていたことがあります。でも当時の自分の撮影スタイルや生活リズムと噛み合わなくて、フリマアプリで売ってしまいました。コロナ前で値崩れが起きる前だったのに、それでも安値で手放して——後になって「もったいなかったな」と何度も思いました。ただ「撮る楽しさ」だけはずっと忘れられなくて、今回X100VIを再購入した流れです。あのときの後悔の本質は、カメラ自体の良し悪しじゃなく、自分の撮影スタイルと生活の噛み合わせを見誤ったことでした。X100VIでは「どう持ち出すか」を最初から考えたので、同じ失敗はしていません。以下に書く4つの後悔も、そういう文脈で読んでもらえると参考になるはずです。

① 重さ521g。肩こり持ちがたどり着いた持ち方

まず重さ。X100VIは521gあります。「カメラとしては軽い方」と言われますし本当なんですが、前に使っていたX100Fは469g。そこから50gほど重くなっています。

しかも落とし穴で、実際に使うと521gでは終わりません。次に書く防塵防滴用のフィルター、画面の保護カバー、ストラップ……結局あれこれ付けて、手に持つ実重量はもっと増えます。

iPhoneしか持ち歩いてこなかった人にとっては、この「カメラを持ち運ぶ」こと自体が地味なハードルです。例えるなら、毎日500mlのペットボトルを1本余分にカバンへ入れて出かける感覚。「あ、また持ち歩くの面倒だな」と思い始めると、だんだん家に置きっぱなしになって、結局スマホしか使わない——そうなると28万円の投資が宙に浮きます。耐えられるか、買う前に一度想像してみてほしいです。

私は肩も首もすぐ凝るタイプなので、いろいろ試した結果こうなりました。

  • 丸紐ストラップで斜めがけ。首から下げるより肩・首への負担が明らかに減ります。
  • シャッターを切るときだけ、すっと正面に持ってくる。普段は身体の横へ流す。
  • カバンと併用する日は、左肩にカバン、右肩にカメラ。干渉しにくく両方さっと出せます。

ちなみに「とにかく軽さが正義」という人には、RICOHのGR3(257g)という選択肢もあります。X100VIとの差は264g、ちょうどGR3の倍。数字だけ見れば確かに重い。でも私は、この見た目なら521gでも持ち歩きたくなる。最後は「持ち歩いてテンションが上がるか」だと思っています。

そして1年半使って思うのは、X100VIはゴツいカメラバッグより、日常使いのカバンにさっと突っ込んでさっと出すスタイルが似合うということ。以前は「バッグが迷走中」でしたが、今は土屋鞄のディアリオ ストロールショルダーに落ち着きました。

ナニガシ

カメラ専用バッグは大げさ、普通のバッグは少し不安。その”ちょうどいい”がこれでした。

② 防塵防滴は”そのまま”では効かない。私のブラックミスト運用

これは買ってから知って、地味に残念だった点です。

X100VIは、そのままでは防塵防滴ではありません。富士フイルムも公式に「フィルターを装着しないと防塵防滴にならない」とアナウンスしています。これを知らずに「雨でも安心」と思って買うと、肩透かしを食らいます。

防塵防滴にするにはレンズ前にフィルターを足す必要がありますが、ここで2つ問題が。

  1. 純正だとパーツが2点必要。アダプターリング(AR-X100)と保護フィルター(PRF-49)を別売りで揃えて、ようやく完成します。
  2. 出っ張りが増える。ミニマルで可愛い見た目が魅力なのに、フィルターを付けると1cmほど前に出ます。重さも521gからさらに増えます。

そこで私が選んだのがNiSi。アダプターリング不要で直接付けられるので、純正より1枚で済み、いちばん薄く収まります。

Nisiのブラックミストフィルター
出っ張りもほとんどないし、純正キャップももちろん閉まる。

しかも常用しているのはNiSiのブラックミスト。これが一石四鳥で、

  • レンズの保護になり、
  • 純正キャップもはめられ
  • 付けることで防塵防滴になり、
  • さらに光がふわっとにじむ作画になって、撮って出しがいい雰囲気になります。

「どうせ保護フィルターを足すなら作画も得したい」という人に、ブラックミストはかなりおすすめです。これを付けてからは雨も砂も気にしなくなりました。傘でも防ぎきれない横殴りの雨の中でも撮れたし、鳥取砂丘で砂が舞う中でも安心してシャッターを切れました。旅先で天気を気にせず持ち出せるのは、想像以上に大きいです。

鳥取砂丘にも安心して持って行った
ナニガシ

正直、最初から防塵防滴で出してくれたら一番うれしかった(笑)。でもブラックミストは作画まで良くなるので、結果オーライです。

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③ シャッター音は”ない”。でも、気にするのは誰か

X100VIのシャッターは「フィーリングが薄い」とよく言われます。これは本当で、一眼レフやX-E4・X-E5のいいシャッター音を使い込んできた人には、あの押した瞬間の「ザクッ」という手応えがないので物足りなく感じると思います。先日ヨドバシで新しいX-E5を触ったとき、「あ、この音いいな、欲しくなるな」と思ったので、その気持ちはよくわかります。

ただ、これは誰が使うかで評価が真っ二つに分かれます。

私はもともとX100FやiPhoneといった、ほぼ無音の機種を使ってきました。だから正直まったく気になりません。むしろ無音のおかげで、目立たずスナップできるのが気に入っています。電子シャッター音を普段からオンにしていますが、iPhoneでずっと撮ってきた身からすると、その電子音でも十分に「ちゃんと撮ってる」高級感を感じます。逆に、シャッター音をあえてスピーカーから鳴らす設定もあるので、音が欲しい人はそれで雰囲気を出せます。

つまり、シャッターフィーリングを理由に手放すのは、おそらく一眼レフのヘビーユーザー。iPhoneから乗り換える人なら、まず問題になりません。むしろ完全に無音にもできるので、寝ているペットや赤ちゃんを起こさず撮れるのは、音のある一眼レフにはない強みです。

ナニガシ

「シャッター音が不安」なら、自分がどっち側か考えてみてください。一眼レフ卒業組でなければ、たぶん大丈夫です。

④ 28万円なのに、外装が”樹脂っぽい”

樹脂感
樹脂感

これは買う前から薄々分かっていたことですが、改めて。X100VIは新品で28万円ほどするのに、外装は完全なフェイクレザーです。少し樹脂っぽい質感で、初代X100から変わっていません。正直、この価格に見合っているとは言いにくい部分です。Leicaは本革ですからね。

28万円のカメラを手に入れた日、やっぱり箱を開けたときの「うわあ、本物だ」という感触は欲しいじゃないですか。そこで指先に触れるのがフェイクレザーだと、ちょっとだけテンションが落ちる。買わない理由にはなりませんでしたが、「ここだけはもう少し頑張ってほしかった」と今も思います。

ただ、カメラ全体としてのバランスは取れているので、これが買わない理由にはなりませんでした。逆に言えば、ここが本革だったら、もっと爆売れしていたと思います。

ナニガシ

FUJIFILMが公式で本革の張り替えサービスをやってくれたら、迷わず出すんですけどね。


逆に、よく心配されるけど「気にならなかった」点

ここまで残念な点を挙げましたが、フェアに、購入前によく不安がられるのに私はまったく平気だった点も書いておきます。

バッテリー持ち:こまめに電源オフ+モバイルバッテリーで十分

いざとなったときはこうする

正直、バッテリーには不満がありません。1年半使って、撮影中にバッテリーが切れて止まった、ということはほぼゼロです(一度だけ、充電し忘れで切らしたことはありますが……)。

理由はたぶん、私の使い方にあります。私は「写真を撮るために出かける」というより、旅行など出かけること自体がメインで、思い出を残すためにたまにパシャっと撮るくらい。生粋のカメラオタクほど枚数を撮らず、しかもこまめに電源を切っているので、1日でバッテリーが足りなくなることがないんです。

予備バッテリーも持ち歩いていません。代わりに、スマホと兼用のモバイルバッテリー(Anker PowerBank)を持っているのが安心材料。X100VIはUSB-Cケーブル一本で充電できるので、旅行中も宿に戻ったらiPhoneと一緒に挿しておくだけ。朝にはフル充電、夜に戻ってきても残量は5目盛のうち2目盛ほど残っているくらいです。

ナニガシ

ガッツリ撮影する日は予備バッテリーがあると安心ですが、思い出を残す程度なら、スマホ兼用のモバイルバッテリーで十分でした。

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SDカード(UHS-I):写真メインなら気にしなくていい

X100VIのSDカードスロットはUHS-I規格で、「書き込みが遅いのでは?」と心配されることがあります。でも、これも私は全く不満がありません。

というのも、私は写真ばかりで動画はほとんど撮らないから。書き込みや取り込みで困ったことは一度もなく、1枚撮ったらサクッと次に進めるフィーリングです。X100VIを買う人の多くは、動画機というより写真機として選ぶはず。だとすれば、SDカードの規格はそれほど気にしなくていいと思います。

ナニガシ

動画をガンガン撮るならともかく、スナップ中心ならUHS-Iで不足は感じません。


「買ってすぐ次が出るのでは?」と不安な人へ

次はX100VII?
次はX100VII?

購入前、これにすごく悩みました。でも今はむしろ「この完成度なら、後継機はしばらく出なくていい」と思っています。X100シリーズはそう簡単にモデルチェンジしませんし、X100VIはボディ内手ブレ補正も積んでいて完成形に近い。2026年時点でも後継機(X100VII)の正式発表はなく、噂が出ている程度です。

ナニガシ

長く付き合える相棒を探している人には、本当にちょうどいい一台です。


よくある不安と、1年半使った今の感想

Q. スマホじゃダメ?
→ 私も最初はそう思っていました。でもX100VIで撮ると「なんでもない風景」が一気に写真になる。写りもですが「撮る体験」が全然違います。

Q. 単焦点って不便じゃない?
→ むしろ「悩まずに撮れる」のが最高です。デジタルテレコンで50/70mmも使えますしね。

Q. 高くない?
→ 安い買い物ではないです。ただ「毎日使いたくなるもの」はなかなかない。1年半使った今、使い続けるほど元が取れていく感覚です。


X100VIが向いている人・向いていない人

1年半使ってきて、「この人には絶対刺さる」「この人には向いていないかも」という輪郭がかなりはっきりしてきました。正直に書きます。

こんな人には刺さると思う

  • iPhoneで写真を撮るのは好きだけど、もう一段「いい写真」を撮りたい人
  • カメラバッグを持ち歩かず、普段のカバンにさっと入れて使いたい人
  • 旅先で「空気感ごと残したい」と思っている人
  • 見た目にこだわりがあって、机の上に置いておきたいと思えるカメラが欲しい人
  • フィルムっぽい色味・雰囲気のある写真が好きな人

こんな人には向いていないかも

  • 一眼レフのシャッター音・フィーリングが好きで、それが必須の人
  • 動画をメインで撮りたい人(ローリングシャッターとUHS-Iの制約がある)
  • ズームレンズで広範囲を撮りたい場面が多い人(テレコンでカバーできる範囲には限界あり)
  • カメラを持ち歩く習慣がなく、重さを毎日意識したくない人
  • 外装の質感・素材に強いこだわりがある人(フェイクレザーが気になるなら、触って確認することを勧めます)
ナニガシ

「自分のスタイルに合うかどうか不安」というのが一番の壁だと思います。実際に店頭で触ってみるのが一番ですが、もし近くに店舗がなければ、カメラレンタルサービスで1週間借りて試すのも手です。28万円を払う前に、自分の生活に馴染むかを確かめられるのはかなり大きい。(※ レンタルサービスとの提携が決まり次第、おすすめのサービスをここに追記します)


正直、X100VIは20万円を超える買い物です。私は思い切って買って後悔していないけど、もし「欲しいけど自分の生活に本当に合うか不安」なら、いきなり買う前に一度レンタルで試すのもいい手だと思います。

GOOPASS(グーパス)のようなカメラのレンタル/サブスクなら、X100VIを1〜2週間手元で使って、「毎日持ち出すか」「重さやサイズは平気か」を確かめてから決められます。衝動買いして後悔するより、ずっと健全です。

▶ GOOPASSでX100VIを試してみる
※リンクにはプロモーション(PR)を含みます

まとめ:後悔した点も正直に全部書いた。それでも手放さない理由

重い、防塵防滴にひと手間いる、シャッター音は薄い、外装は樹脂っぽい——正直に4つ挙げました。逆に、よく心配されるバッテリー持ちやSDカード(UHS-I)は、写真メインの私にはまったく問題になりませんでした。

それでも私はこのカメラを手放していません。理由はシンプルで、iPhone 17より圧倒的にいい写真が撮れるから。フィルムシミュレーションの色は撮って出しでそのまま完成していて、何気ない日常がちょっと特別な一枚になります。

購入前はかなり悩んで調べまくっていた私ですが、今は「もっと早く買えばよかった」とすら思っています。

ナニガシ

残念な点も全部わかったうえで、それでも欲しいと思えるなら、買って後悔することはないはずです。

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